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料理撮影にオススメのカメラ - プロがニコンかキヤノンを使うわけ


撮影で店舗さまにお伺いすると、料理の撮影について質問されることがよくあります。

よくきかれる内容を 3つにまとめてみました。

 

・どんな一眼カメラを買えばよいのか?

・お店で料理撮影する時のコツは?

・お店で出来るお手軽なライティングは?

 

今日はその中で、『どんな一眼カメラを買えばよいのか?』 について書いてみたいと思います。

 

結論から言うと、現行機種であれば、ほぼ何を買っても大丈夫です。

できればセンサーサイズは、フォーサーズ、APS サイズ、フルサイズ、の中から選ぶと、よりよい画質が期待できます。

 

入門機で一例を挙げると、

 キヤノン EOS kiss シリーズ

 ニコン D3000番台、D5000番台

 ペンタックス K-S2、K-70

 オリンパス penシリーズ、OMシリーズ

などですが、他機種でも他メーカーでも全然大丈夫です。

 

今のカメラは国産なら性能は充分ですし、料理撮影に使うにはスペックが低くても問題ありません。

ですので適当に触ってみて、感覚的にテンションが上がるカメラがもしあれば、それが自分に合うカメラと思って間違いないと思います。

  

但し、レンズは気にした方がよいと思います。

料理は「やや」望遠で撮影するのが一般的なので、いわゆるキットレンズの標準ズーム付きで買うのがよいと思います。

標準ズームの望遠側が丁度よいと思います。

単焦点は、取り敢えず無視しましょう。笑。

あと、最初の一本は必ず純正の方が安心です。

 

よくきかれるのが、プロがニコンやキヤノンを使っているから、それらを買った方がよいのかという質問です。

結論から言うと、全く関係ありません。

 

プロがどうしてニコンやキヤノンを使うのかというと、限られた予算や時間の中で、必要な写真を確実に撮ることがラクだからです。

特にフリーになりたての頃は、時間や予算の制約と必要なカットとのバランスが、カメラマンにとって非常に厳しい仕事しか回ってきません。

その厳しさをカバーするのに、ニコンやキヤノンのカメラのパワーやシステムに助けられて、ラクできることがあります。

 

新人の頃にニコンかキヤノンを購入し、結局ベテランになってもシステムを買い替えずにそのまま使っているプロカメラマンが多い、というだけのことです。

マウントを変えるにはお金がかかりますしね。

 

店舗さまご自身で料理を撮影するのに、新人カメラマンがラクさを求めなければならないほどに切羽詰まった状況になることは無いと思います。

 

ですので、

 「触ってみて気に入ったカメラ」を、

 「標準ズームレンズ付き」で、

購入するのがベストだと思います。

 

参考になったでしょうか?(笑)