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読書という体験(橋本治氏と小田嶋隆氏)


橋本治先生がお亡くなりになったとのことです。

ご冥福をお祈りいたします。

 

私は昔、読書が大変好きでした。

最近はあまり読書に時間を取ることができていませんが、20代や30代の一時期、それこそ一日中読書ばかりしていた時期がありました。

大手の書店に5時間、10時間いても全く飽きず、何時に書店に入っても結局閉店時間まで何かをしていました。

なので、夜遅くまで空いている本屋さんはある意味嬉しかったですが、ある意味自制するために、わざと閉店時間の早い書店に行くこともあったぐらいです。

あの頃読書と本屋通いをしていなかったら、今頃家ぐらいは建っていたのではないかと思うぐらいです。

(大袈裟ですね。スミマセン)

 

そんな私が当時、特に大好きだった先生の一人が橋本治さんでした。

とにかく氏の本は、氏特有のわかりやすさと頭の回転の凄さに感動や衝撃を受けることが多く、かなり多くの本を買いました。

そんな私がオススメの本を挙げたいと思います。

 ・「これで古典がよくわかる 」(ちくま文庫)

 ・「橋本治と内田樹」

 ・「思考論理学」

 ・「青空人生相談所 」(ちくま文庫)

 

私にとって読書とは知識よりも、どちらかというと経験を与えてくれるものでした。

また、他人の思考、特に自分よりも明らかに頭の回転の凄い人の本を読むことで、少なくともその本を読み進めている間と読み終えて余韻が残っている間は、作者の影響によってこちらまで頭の回転が凄くなったようなテンションの高さがあって、その間に考えた写真についての様々な思いつきは、今日にいきているように思います。

 

少なくとも読書は、自分の頭にブーストをかけていたということは言えたと思います。

読書とは、そのような特殊な体験のことであると橋本治氏は教えてくれている気がします。

 

ちなみに私にとって、読書でそのような体験を与えてくれるのは、橋本治さん以外には小田嶋隆さんがいらっしゃいます。

小田嶋隆さんのオススメの本については別途取り上げたいと思います。

 

最近 Kindleで本を買い始めたこともあり、橋本治氏の本をまた買ってみようとも思いましたが、それよりは今の自分がもっと純粋に本を探す時間を取ることに抵抗があることを反省しながら、昔の自分の興味を思い出すのではなく、今の自分にとっての興味に忠実に新たに本を探してみたいと思っています。

 

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